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2011年5月12日 (木)

原発絶望工場

福島第一原発での作業に関して、ハローワークなどに求人が出されていたことが話題となりました。最近では西成で騙されて原発に連れていかれた人もいるとか…。原発で働くことのさまざまな問題について、今さらながら注目が集まっているようです。

私がそれらの求人情報を見て最初に思ったのは「鎌田慧の再来は現れるのか」ということでした。ルポライターの鎌田慧氏は、トヨタの期間工として実際に働いた経験を元に「自動車絶望工場」というルポを世に出しました。1973年の作品なのでもう40年近く前ですね。期間工の理不尽な労働環境について、自らの体験を元に書かれたことで、生々しくも現実味のあるルポとして高い評価を受けたわけです。

で、いまは原発。不謹慎な話かもしれませんが、ルポライターとしてデビュー、あるいは名声を得たい人にとっては、今回の原発事故と求人は千載一遇のチャンスだと思います。原発内では実際にどんな人たちがどんな作業を行い、何を感じているのか。そしてどのような理不尽が存在し、それを各自がどのように消化し受け入れ乗り越えようとしているのか。少なくとも私は読んでみたいし、ルポとしても絶好の素材のはずです。

もちろん、「自動車絶望工場」とは時代が違うし、今回は被曝という直接的なリスクがあります。また、間違いなく東電・協力会社は業務終了後の守秘義務を労働契約に盛り込むでしょう。それでもなお、潜りこんでひと旗挙げたる!という人は現れないものでしょうか。普通に考えたら既に誰かしら潜り込んでいるはずだとは思うんですが、もしかしたら誰も、という疑いも捨てきれません。

かくいう私も自分が原発で働く勇気があるわけでもなく、他力本願で無責任なことを言っているわけですが…。「原発絶望工場」の登場を心待ちにしています。

ちなみに「再来」なんて書き方をしてしまいましたが、鎌田慧氏はもちろん今もご健在です。あくまでも「労働者として潜りこめる年齢」という意味で「再来」という言葉を使ってみました。鎌田氏は40年近く前に福島原発のルポを発表されていますし、今もバリバリで本が出ています。こちら(※音が出るので注意)で福島さんと対談されたりもしています。

蛇足ですが、「自動車絶望工場」は今読むと「何を甘えたことを言うとるんじゃ」という感想をついつい持ってしまいます。つまり「待遇が悪いのなんて当たり前。会社に何を期待しとるんじゃ」「十分恵まれてるやないの」と思えてしまうわけです。でも、そんなふうに思ってしまう私の感覚がおかしいんだと思います。なんで日本はこんな国になっちゃったんでしょうね。

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