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2011年5月31日 (火)

脱原発とイデオロギー

反原発、脱原発の勢いが増していて、さまざまな集会やデモなども行われているようです。京都大学原子炉実験所の小出裕章氏や神戸大学名誉教授の石橋克彦氏、未来バンク事業組合の田中優氏、作家の広瀬隆氏などが、割と引っ張りだこになっていますね。

でも、この面々を見てどこか物足りなく感じてしまう自分がいました。確かに素晴らしくそうそうたるメンバーだと思うんですが、基本的にずっと反原発を主張してきた人々なので、だいたいどんなお話をされるのかも予想できてしまう。

同じような考え方を持った人を集めて、内輪感覚で気勢を上げて、何やったら反原発の歌でも歌ってたら確かに気持ちいいしすっきりするだろうけど、本当にそんなことで満足していていいのか、と。それって労働組合や政党の「団結ガンバロー」と大して変わらないし、もはや脱原発はそんなふうに内輪で終わらせる話ではないと思います。どうも何か物足りない。

で、思い出したのが、中谷巌という経済学者。この人は小渕内閣以降の自民党政権のブレーンとして、新自由主義に基づく構造改革を推進してきた人ですが、後にそれが間違いであったことを認める著書「資本主義はなぜ自壊したのか」を発表して話題となりました。本の出来の良し悪しはさておき、推進する側だった人が、後に間違いを認める。これはものすごく勇気のいることだし、それだけにすごく説得力があると思います。ある意味、ずっと人生を賭けて主張してきた人の話以上に。

なので、脱原発にもそういう人がいないかなあ、そしてそういう人の話が聞けないかなあ、と思います。今までは原発推進派だったけど、今回の事故で考え方が変わった人。そういう人の話は説得力があるし、脱原発の広がりにも繋がるはず。何度も書きますが、脱原発は内輪の運動で完結するような、スケールの小さい話ではないと思います。

これまでの原発推進と反原発の対立は、なぜか左右のイデオロギーと一致してしまっていました。これは本当に不幸なことで、結果として保守の人は脱原発の意見になかなか耳を貸しませんでした。「どうせお前らは何にでも反対なんやろ」という感覚だったんでしょうね。

でも、原発は本来はイデオロギーとは関係ないはずだし、今はそんなことを言うとる場合ではないわけです。ここはいったん、クールな思考で、イデオロギー抜きで声を上げる必要があります。

理想を言うなら、経済産業省や東京電力にも今回の事故で考えが変わった人がきっといると思うし、そういう人たちを取り込んだ集会・イベント・冊子の実現を期待したいと思います。

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