《映画評》 エクリプス/トワイライト・サーガ ★★★☆☆
世界中で10代の女の子を熱狂させている「トワイライト」シリーズ。本作はその映画版の3作目です。私は10代でも女の子でもないわけですが、知り合いに薦められてつい1作目を観てしまい、乗りかかった船で3作目まで観てしまいました。
以下、ネタばれも含みますので未見の方は注意してください。
私は原作は読んでないので、このシリーズには映画から入ったわけですが、1作目を観てまず思ったことは・・・主人公の男たちがかっこよくない、ということでした。
もちろん、かっこよさなんて主観なので、好きな人は好きなんだろうけど、私には主人公のエドワードは元オウム真理教の上祐史浩氏にしか見えないし、その彼が超イケメンとして描かれている世界にまず大きな違和感がありました。(全然関係ないけど、ハリーポッターの主人公も、あの「A」こと荒木浩氏に見えてしまいますよね。私だけだろうか。)
そして、ヒロインを巡ってエドワードと争うことになるジェイコブ役の俳優さんも全然かっこよくないし、ヒロインの女の子も全く好きなタイプではなく…。私にとっては、大して魅力的でもない女の子を巡って全然かっこよくない2人が争うという、かなり滑稽なストーリーに見えてしまいました。
てなわけで、主演の3人が好みではないのに加えて、ストーリーも大人が楽しめるようなものではなかったんですが、さすがに3作目ともなると自分なりの楽しみ方ができるようになってきました。うん、これはコメディとしてだったら面白いかも。
実際のところ、1作目では完璧な二枚目だったエドワードは、3作目では若干ネタキャラ化しつつありました。そして、2人の男性の心を繋ぎ止めるべく発揮される、ヒロインの綱渡り的な言動も見所の1つ。決して決定的な言質をとられることなく2人を繋ぎ止める様子は、まさに二枚舌外交と呼ぶにふさわしいもので、それなりに楽しく観られました。
好みではない映画であっても自分次第でそこそこ楽しめるんやな、という発見があったので★3つにしました。
あ、もちろん、もしエドワードやジェイコブが好みのタイプであれば、特に女性にとっては胸きゅんのストーリーであるとは思います。
« 思い出は美しすぎて… | トップページ | 改革派官僚ってなんですか? »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 《映画評》 エスパー魔美 星空のダンシングドール ★★★★☆(2012.04.22)
- 《映画評》 キャタピラー ★★★☆☆(2012.03.24)
- 《映画評》 しあわせのかおり ★★★☆☆(2012.02.13)
- のび太30歳(2012.01.07)
- 《映画評》 エクリプス/トワイライト・サーガ ★★★☆☆(2011.09.20)