2016年9月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ

« 《書評》 「憲法九条」国民投票 今井一著 集英社新書 ★★★☆☆ | トップページ | 阪神駅弁大会2012の攻略法 »

2012年1月14日 (土)

国民投票のルール

みんなで決めよう「原発」国民投票プロジェクトによる「原発」国民投票の素案には、即時停止・廃炉の選択肢がなかったみたいですね。まあ、あくまでも素案なので「これから盛り込めばいい」と考えている人もきっと多いことでしょう。

前回載せた書評には、実は載せるにあたって割愛した部分がありました。直接的には関係がないと思ったので・・・。それが下記の部分。またまたタイムリーだと思うので載せてみます。ちなみに、3、4年前に読んだと思ってたんですが、きっと実際はもう少し前ですね。時が経つの早すぎ・・・。

ただ、憲法改正の国民投票は第96条に規定されているわけで、手続法の必要性について論理的に言われてしまうと、やはり護憲派の分が悪いのも事実。なので、私の意見としては、国民投票法案の審議自体に反対するよりも、むしろ対案を示して広く問うのが良いのではないかと思います。

対案の中には、国民投票が実施される際、確実に護憲派が有利になるようなルールを盛り込むべきです。どうせなら、改憲なんて未来永劫できそうもないようなルールを提示したらいいんですよ。

だいたい、護憲派がたいてい控えめかつ常識的な案しか出さないのに対して、改憲側はとことん増長した案を出してくるわけで、この構図からの脱却は必要だと思います。国民投票法の論議が避けて通れないんだとしたら、せめて厚かましく対案をぶつけて有利なルールにしないと・・・。

いずれにせよ、護憲派が作ったルールごと丸飲みさせるような形でないと、私は国民投票法には賛成できないな、と思っています。

憲法改正のための国民投票法は残念ながら既に成立して施行されちゃいましたが、今回の「原発」国民投票にも同じようなことが言えると思っています。要は、ルールを誰が決めるんですか、という話ですね。具体的には、選択肢の項目もルールの1つとなります。

ところが、素案の説明にはこんなことが書いてある。「この市民案全てが、採用されるよう務めて参りますが、最終的には国会での審議に基づき作成されることになります。」とのこと。

法案なんだからそりゃまあ当たり前の話なんですが、では審議する議員さん達は即時の原発停止に賛成なんですか?確か議会のほとんどは民主党と自民党の議員で占められているはずですが・・・。

たとえ素案に脱原発派に有利な項目が盛り込まれたとして、それを実際行われる国民投票に丸ごと持ち込めるんでしょうか。骨抜きにされたらどうする?選挙を経て闘う?あるいはロビイスト活動やデモや署名運動で?それも可能かもしれないけど、ずいぶん回り道するなあという印象です。

「国民投票をすれば民意が的確に反映される」と考えてしまいがちですが、結局のところ、選挙で多数派をとることからは逃れられないんですよ。議会の多数派がルールを決めるわけです。自分たちに都合のいいルールを。選挙制度なんてその典型じゃないですか。

その程度の認識は最低限持った上での「原発」国民投票運動じゃないと、あっけなく足元をすくわれると思います。

なので、私は諮問型の国民投票を封じ込めようという気はそんなにないんですが、今のところは賛成でもありません。憲法に規定されているのならともかく、何も今わざわざ新しく創設して権力側の土俵にのらなくてもいいと思う。

もちろん、署名活動にがんばっている方々の努力には敬意を持っています。原発に関する議論が盛り上がるのもいいことのはず。ただ、「ベクトルは大丈夫ですか」と少し切なく思っています。前回書いた改憲潮流との関係と、今やるべきことの優先順位について、少しだけ立ち止まって考えてもらえればなーと思います。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 ニュースブログへ

 

« 《書評》 「憲法九条」国民投票 今井一著 集英社新書 ★★★☆☆ | トップページ | 阪神駅弁大会2012の攻略法 »

「ニュース」カテゴリの記事

コメント

激しく、同意します。純粋に反原発で行動されてる方々が、最終的に権力者の思う壷に嵌る危険性大です。

そして、ちゃんと逃げ道を作っている、今井一、恐ろしき男と判断しております。

ポッキーさま、コメントありがとうございます~。

私は国民投票には賛成ではないし署名もしないけど、どうしてもやるんであれば、過去の教訓をわかった上でやってほしいと思っています。

彼の「護憲」「脱原発」が逃げ道なんだとしたら、すごい嫌な話ですよね~。真相はよくわからないけど・・・。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/147641/43737256

この記事へのトラックバック一覧です: 国民投票のルール:

« 《書評》 「憲法九条」国民投票 今井一著 集英社新書 ★★★☆☆ | トップページ | 阪神駅弁大会2012の攻略法 »

twitter

  • ツイッター