立ち上がれワタナベ一族
節分には「鬼は外!福はうち!」といって豆まきをしますが、豆まきをする必要がない人もいるらしく・・・。なんでも、苗字が「渡辺」の人は豆まきをしなくてもよいそうです。その由来は大江山の鬼退治伝説で有名な渡辺綱(わたなべのつな)にさかのぼるらしく、鬼が渡辺さんを怖がるので、豆まきする必要がないとのこと。
でも、鬼退治には源頼光とか坂田金時も行ったわけで、渡辺綱だけを怖がるのはおかしいような気もします。渡辺さんだけじゃなくて坂田さんや源さん、卜部さん、碓井さんも豆まきしなくていいはずですよね・・・。実のところ、私もこの逸話を信じてるわけではないんですが、いきなりこの話題から入ったのは、渡辺邸の話を書きたかったから。
大阪府指定文化財だった民家「渡辺邸」が、解体されることになったそうです。詳しくはこちらに載っています。
渡辺邸は、渡辺綱の子孫と伝えられる渡辺九良左衛門尉源忠綱が建てたおうちらしく、建築年は1600年代と推定されるとか。歴史上の建築物でいえば、日光東照宮よりも古いはず。大阪市内でおそらく一番古い民家らしいですよ。それを解体してしまうなんて・・・。
400年間も守られてきた建築物が壊されて、マンションやら駐車場やらになってしまうと考えると、なんだかクレージー過ぎてため息が出てしまいます。レオパレス21とかタイムズなんかに変わったら目もあてられない。壊すのはたぶん一瞬でできるけど、壊してしまったら二度と元に戻すことはできません。
渡辺邸は個人の持ち物なわけですが、もはや自由に処分してよいレベルの邸宅ではないような気がします。なんとか解体を回避する方法はないだろうか。きっと、お金の問題がいちばん大きいんでしょうね・・・。
個人的には、ここは全国の渡辺さんが立ち上がるべきではないかと思います。お金とか権力を持っていそうな渡辺さんって、ちょっと考えるだけでもたくさんいるんですよね。ワタミの渡邉美樹氏とか、読売新聞の渡邉恒雄氏とか。この際、普段の罪滅ぼしに渡辺邸を救ってみてはどうですか。
あ、渡辺謙氏とか渡辺喜美氏もお金持ってそうですよね~。鬼がやってこないせいか、渡辺さんには成功者が多いような・・・。渡辺芳則氏とか渡辺二郎氏とか、渡辺真理奈とか渡辺まゆゆとか世界のナベアツとかワタナベイビーとか「ノルウェイの森」の主人公とか、この際、全ワタナベの総力を結集して渡辺邸の解体を防いでほしいなあ、と思います。
ちなみに、渡辺邸は私の家から結構近いので、先日実際に見て来ました。もちろん、民家なので外から眺めるだけでしたが、茅葺き屋根が見えて確かに独特の雰囲気・・・。鬼束ちひろや鬼塚勝也はきっと近寄れないのではないか、と思ったのでした。
« 人参神話と脱人参 | トップページ | 秘境駅で猫とくらす »
「ニュース」カテゴリの記事
- え、激しく怒ってる?(2016.06.23)
- 小保方さんの騒動から学ぶべきこと。(2015.02.23)
- 高校生の自殺者数(2013.02.03)
- 立ち上がれワタナベ一族(2012.06.07)
- 国民投票のルール(2012.01.14)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
こんにちは、初めまして。
八角弁当のことを調べていてこちら(11年6月11日の日記)に来てしまいました。
大阪を離れて16年。 田舎住まいで新幹線に乗らなくなってしまったこともあり、水了軒が破産したことも八角弁当が一時消え復活したことも知りませんでした。
新八角弁当だけでなく旧弁当の写真も掲載されていて、とても懐かしかったです。
僕も八角弁当が大好きでした。いつも新大阪で八角弁当、もしくは京都駅新幹線ホームで京都ホテル製(だったか)の洋食弁当を買っておりました。
僕は旧弁当しか知りませんが、水了軒の弁当の中でも最高の弁当だったと今も思っています。新弁当の方が美味しいとのことでしたが、機会があればぜひ食べてみたいと思っています。
それにしても愛情たっぷりの日記で参考になりました。
ありがとうございました。
投稿: たかのつめ | 2012年6月30日 (土) 05時23分
たかのつめ様 コメントありがとうございます~。
八角弁当は確かに旧水了軒では最高でしたよね~。個人的には、京都駅の萩の家さんの「鯛めし」とか「竹籠弁当」が大好きなんですが、こちらも京都駅から撤退・・・。JRの冷たさにびっくりします。
機会があれば、ぜひ八角弁当の感想教えてくださいね~。
投稿: ahotsuka | 2012年7月 3日 (火) 23時18分