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2013年12月 9日 (月)

憧れのポット

2013年も残りあと少しになりました。個人的には新年にいくつかの目標を設定したんですが、残念ながらまだ達成できていないものが1つあります。それは「会社のポットを使う」ということです。

職場にはポットが置いてあって、同僚はみんな息抜きにコーヒーをいれたり、昼食にお味噌汁やインスタントラーメンを作ったりしています。私はいま働いている会社に転職して2年近くになるんですが、いまだにポットのお湯を使う勇気が出ず、ペットボトルあるいは水筒で持参したお茶やコーヒーを飲んでいます。

「普通に使ったらいいのでは」と思うかもしれませんが、入社したばかりの人間にとって、ポットってハードルが高くないですか?もともと人見知りかつ自意識過剰なので、「自分がお湯を使ったときにちょうど空っぽになって、他の人が使えなかったらどうしよう」などとあれこれ考えて遠慮しているうちに、完全にタイミングを逃してしまいました。

現状としては、2年近くの間まったくポットを使っていないので、私は今やポットを使う人として認識されていません。勇気を出して使ってみようとも思いましたが、自分がポットを使った瞬間に職場全体の空気が凍りつくのではないか。他の人が使っても誰も気にしないのに、私がお湯を出した途端に時空が歪むのではないか。「なんでお前が使うんだ」と白い目で見られるのではないか。そう考えると怖くて使えない。ほとんど筒井康隆の「熊の木本線」の世界です。

それに、私は実はお湯の補充方法をいまだに理解していません。同僚が給湯室にポットを持っていっている光景はときどき目にしますが、具体的に何をしているのかがよくわからない。水を入れているのか、お湯を入れているのか。洗っているのかどうか。さっぱりわからない。

いや、訊けば済む話なんですが、人見知りかつ自意識過剰な性格なので、今さら訊けないわけですよ。入社してすぐのときだったら何も知らなくて当たり前だから訊けるけど、2年近く経った今になって「ポットのお湯どうやって補充するんですか」なんて訊いたらどう思われるかわかったもんじゃない。

私としては、使うからにはこまめに補充をして「他の人が使おうと思ったらお湯がない」という状態を避けたいんです。補充方法もわからない人間にポットを使う権利がありますか。いや、ないはず。

ああ、ポットさえ使えれば、温かいコーヒーやらココアやら紅茶やらも飲めるし、なんやったらお昼にお味噌汁やらコーンポタージュを飲むことも可能なのです。おしるこだって生姜湯だって飲める。ああ、憧れのポット・・・。

いっそのこと、自分用に携帯用ガスコンロを持参しようかとも考えましたが、会社の机にガスコンロを置いてやかんでお湯を沸かしていたら、明らかに怪しい人です。魔法瓶でお湯を持参しようかとも思ったけど、そのお湯でコーヒーをいれているところを目撃されたら「なんでポットを使わないんだ」と訝しがられそうでそれもできない。

えっと・・・これから社会人になられる方、あるいは新しい職場に移られる方にアドバイスです。とにかく、初日から勇気を出してポットを使ったほうがいいと思います。お湯の補充方法も初日に理解しておくべきです。そうしないと、いつまでたってもポッと出の新人のままですよ・・・。

来年こそは・・・2014年こそはポットを使えるように戦略を練りたいと思います。

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