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2015年2月23日 (月)

小保方さんの騒動から学ぶべきこと。

2014年に話題になった人物の1人が小保方さん。STAP細胞とやらの発表で持ち上げられたかと思いきや、あっという間に大バッシングに遭ってしまった人ですね。検証実験でSTAP細胞を再現できなかったこともあり、いまでは不正の疑いがあるとかないとか。

この話題は、世間ではものすごく大きく取り上げられ続けたわけですが、実は私はほとんど関心がありませんでした。

だって、文系でかつ大した知識もない私にとっては、STAP細胞が何の役に立つのかよくわからないし、他のさまざまな分野での発見と比べてどのようなニュースバリューがあるのかもよくわからない。少しでも知識があれば興味を持てたのかもしれないけど、いかんせん何の知識もないし、今さら付け焼刃の勉強したところでとてもきちんと理解できるとは思えない・・・。「みんなほんまにわかって感心してるんかな」というのが正直な感想でした。

その後の不正うんぬんの話についても、あの手の話は結構どの世界でもあり得ると思うんですよね。功名心から、あるいは利権がらみなどの理由で不正が行われることは、大して珍しい話ではないかと。

「実は小保方さんは不正を働いていなくて、悪いやつにはめられた」的な陰謀論についても、「そういうこともあるかもなー」という程度の感想で・・・。だって、いかんせん科学は全然わからんもん。判断のしようがない。

ただ、そんな私でも確かに理解できたのは、理化学研究所クラスの研究発表でも、精度はあんなもんなんだ、ということです。理研は日本におけるトップクラスの研究機関なわけでしょう?その研究発表においても、結論が間違っていることはあるし、不正が入り込む余地もある。だって、たとえ小保方さん1人が極悪人だったとしても、他のチェックする人たちは見抜けずに表に発表しちゃったわけで。小保方さんの騒動で、科学のわからない私のような人間が学ぶべきことはその1点に尽きると思います。

話は変わりますが、西日本では停止していた原発の再稼動への手続きが着々と進んでいます。新基準の適合性検査が原子力規制委員会によって進められ、ゴーサインが出されている状況です。

日本の新基準は世界でも非常に厳しいと言われていますし、原子力規制委員会のメンバーは我が国における原子力やら地質学やらの専門家ぞろいです。だったら大丈夫なのでは・・・などと思ってしまいますが、ここで小保方さんから学んだことを考えます。科学的に策定された新基準にも、間違いや不正はあり得ます。また、専門家がゴーサインを出したからといって、問題がないとは言いきれません。

ましてや、原発に関してはものすごい利権がからんでいるわけで・・・。はじめに結論ありきの再稼動のようにも思えてしまうし、正直、信頼性はSTAP細胞よりも低いような気がします。

で、もしもゴーサインがSTAP細胞だったとしたら、どのような実害が考えられるでしょうか。小保方さんの場合は、研究費が無駄になってしまったり、理研の信頼性が低下したり、残念な話ですが自殺者が出てしまったりしました。それはそれで大きなことなのですが、原発の場合、天災やら何やらでもしも事故が起こってしまうと、それこそ桁がいくつも違うくらいのデメリットが想定されます。経済的にも、健康被害という点においても、です。下手したら日本が滅びてしまうくらいの損害だってないとは言いきれません。

だとすると、再稼動しなくても電力をまかなえるのであれば、しない方向で努力すべきではないかと考えてしまいます。少なくとも現政権下での再稼動は、バイアスがかかっているので危険ではないかと。

小保方さん個人を持ち上げたり叩いたりするのも楽しいかもしれませんが、「騒がれていないだけで、あるいは表に出ていないだけで、どこの世界にもあの騒動はあり得る」という点にもう少し注目すべきではないかと思います。

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