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スポーツ

2011年8月29日 (月)

思い出は美しすぎて…

行こうかどうか迷っていた近鉄復活デー。何とか時間ができたので、ほっともっと神戸での試合に行ってきました。本当はもちろん大阪ドームでの開催日に行きたかったんだけど…。

神戸は遠いので、着いたときにはもう5回が終わっていました。なので、試合自体は少ししか楽しめなかったのですが、ちゃんと「飛ぶ雲、飛ぶ声、飛ぶボール~♪」も歌えたし、「いてまえーっ!」も叫べたし、「いったれ近鉄、やったれ近鉄」もできました!神戸のお客様はお上品なのか「はよやれ!」はなかったし、近鉄の応援がわからずに戸惑っている様子も感じられましたが…。「パニ牛」がなかったのも残念…。

チャンス時には、坂口の打席で大村のテーマが、大引の打席で水口のテーマが流れました。他にも吉岡や川口、古久保などのテーマが懐かしく…。ぎりぎりまで行くかどうかを迷ったけれど、行ってよかったと思いました。

ただ、大村のテーマは微妙といえば微妙。大村はまだ引退せずに復帰を模索しているはず…。坂口は後継者だとは思うけど、現役選手の応援歌を使うのはどうなのかなあ。実際、現役選手への配慮からか、中村紀洋のテーマは使われなかったし…。

ちなみに、2001年当時の1-9応援歌はこちら(※音が出るので注意)で聴けます。ああ、いい時代だった…。私が好きになるのは、たいてい牧歌的で儚いものなのです。

試合後は応援団による二次会。ぐだぐだ感はあったものの、多くの近鉄ファンが残って応援歌を歌っていました。近鉄消滅による野球難民がここに集結した感じ…。私もあれ以来、どこのチームも心からは応援できていないわけで。来年以降も、恒例行事としての近鉄デーの開催を強く期待したいと思います。

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2011年7月23日 (土)

近鉄ユニフォームの復活

行くべきかどうかずっと迷っています。何の話かというと、近鉄の話。近鉄のユニフォームが期間限定で復活します。

LEGEND OF Bs 2011 ~蘇る黄金の70's~

近鉄ファンとしては非常に複雑。近鉄のユニフォームは見たいけど、なんだか近鉄の消滅とあの忌まわしい合併を受け入れたみたいで抵抗もあります。

だいたい、ユニフォームを着たモデルが岡田と岸田というのが意味がわからない。普通に考えたら北川とか下山にすべきだし、一軍にいないからだめというんだったら、坂口か近藤にすべきでしょう。あえて旧近鉄勢を外しているのではないか、と思ってしまいます。お披露目のときも金子だったし…。

【オリックス】近鉄復刻ユニホーム公開

そもそも、あえてファンの記憶に遠い70年代を選んでいるのも、きっと旧近鉄ファンに抵抗なく受け入れてもらうためのアイデアなんでしょうね。今回の企画も、去年に大村を首にしたからできたことなのかも。考えはじめるとやたらと腹立たしくて、素直に受け入れられない部分があります。

とはいえ、もしも応援スタイルが近鉄仕様なんだとしたらやっぱり行ってみたい…。「飛ぶ雲、飛ぶ声、飛ぶボール~♪」とか歌ってみたい…。行くかどうかはきっとぎりぎりまで迷うと思います…。

ちなみに、御年91歳の西本幸雄氏はお元気なんでしょうか。さすがに始球式は無理ですよね…。やっぱり草魂が出てくるのかなあ。

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2011年5月24日 (火)

中村紀洋の実力

私はプロ野球を観るのが好きだけど、巨人が嫌いということを除けば、特に応援しているチームはありません。昔は阪神と近鉄ファンでしたが、阪神はお金持ちになったので好きではなくなったし、近鉄は消滅してしまいました。

なので、今はチームというよりも個々の選手に注目しているだけなんですが、どうしても気になるのが旧近鉄の選手達。2004年に消滅して以来、どんどん数が少なくなっています。当時の主力で今もまともに活躍しているのは、楽天の岩隈・高須両選手、オリックスの北川選手くらいでしょうか。

そんな中、飛び込んできたのがこのニュース。

<横浜>中村紀洋内野手を獲得

中村紀洋は言うまでもなく、近鉄末期のいてまえ打線を支えた4番打者です。この人ほど波乱万丈の野球人生を歩んでいる人はなかなかいないと思います。持ち上げられたり叩かれたり、浮いたり沈んだり、ふてぶてしくなったり謙虚になったり。昨年末に楽天から戦力外通告を受けて以来、今年は浪人生活だったわけですが、この度晴れてプロ野球界に復帰、ということですね。

近鉄ファンの私としては、悪い評判をいくら聞いても、やはり中村選手には頑張ってほしいという思いを持っています。近鉄が消滅したシーズンの最終戦、当時の梨田監督は「みんな胸を張ってプレーしろ。お前たちが付けている背番号は、すべて近鉄バファローズの永久欠番だ」と選手に話したそうです。そう、私の中では中村紀洋は今もいてまえ打線のメンバーだし、背番号5は近鉄バファローズの永久欠番なわけです。プレーが観られるだけで幸せだし、個人的には応援しようと思っています。

ただ、中村紀洋の実力については、私はそれほど評価しているわけではありません。一流だとは思うけど超一流ではないと思います。具体的に言うと、怪我なく1年を過ごしたとしても、3割40本ではなく、2割7分25本くらいの選手ではないかと。現在は力が落ちているから、という理由ではありません。全盛期でも本来はそれくらいが妥当だったと考えているわけです。

彼がタイトルを取ったりして大活躍していたのは、2000年~2002年あたりですが、その当時はパ・リーグが戦力的にバランスを欠いていた時期でした。おそらくFA制度やドラフトにおける逆指名制度の弊害が最も如実に現れた時期だったのでしょう。パ・リーグ各チームの投手陣、とりわけ左腕投手のレベルが著しく劣っていた時期だったと思います。

当時主力だった左腕投手は、日本ハムの正田、オリックスの金田、ロッテの加藤、そして近鉄の前川あたりでした。プロ野球に少し詳しい人なら、きっと彼らが超一流の投手ではないことがわかると思います。(なんやったら、今の杉内・和田・武田勝・成瀬あたりと比べてみてください)実際、彼ら自身もこの頃がキャリアハイで、その後、セ・パ両リーグの戦力バランスが均衡してきた頃には大して活躍しませんでした。

また、近鉄のローズや西武のカブレラが、55本というホームラン記録を打ち立てたのもこの時期です。いかに投手のレベルがおかしくなっていたかがわかると思います。

中村ノリの場合も当時の左腕投手たちと同じで、2003年以降はずば抜けた成績を残していません。中日時代には復活して大活躍しましたが、それでも打率は3割に届いていないし、ホームランも20本程度。このあたりの数字が、彼本来の実力ではないかと思うわけです。

もちろん、その成績でも主力としては十分だし、一流打者の数字であることには間違いありません。それに中村ノリには単なる数字以上の華があるし、個人的には、彼には今もいてまえ魂があると信じています。そして、アスリートである以上、いくつになっても成長する余地はあるはずです。中村選手には、今年を打撃開眼の年、キャリアハイの年にするくらいの意気込みを期待したいと思います。

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