AKBを責めないで
AKB48が総選挙をしたそうな。私はAKBには全然詳しくないのですが、若くてかわいらしい女の子たちが歌ったり踊ったりしているのは、それはそれで楽しいことだとは思います。
でも、ファンの愛がお金に換算されていることに、当人たちは疑問を感じないのかな。例えば、ものすごいお金持ちがCDを100枚買うのと、すごく貧乏な人がなけなしの生活費で1枚買うのとでは、重みが全然違うと思うんですが、やはりお金持ちの100枚のほうがうれしいのだろうか。そのあたりがなんだかすっきりしない部分です。
まあ、それはAKBに限らず、彼氏からのプレゼントもそうですよね。株を転がして得たお金で買った高価なプレゼントと、原発で働いて被曝しながら買った安いプレゼントのどちらをうれしく思うのか。女性によってきっと意見が分かれる部分ではないかと思います。私は後者をうれしく思う女性のほうが好きですが、まあそれは人それぞれですね。
AKBには、「買うのは1枚だけで十分ですよ」とか「聴いてくれるだけでうれしいです」とか「順位なんてどうでもいいですわ」とか発言しているメンバーはいないのかな。私はメンバーをよく知らないからわからないけど、もしそういうメンバーがいるんだったらファンになってもよさそうです。
なんだかAKB総選挙について考えてたら、ソウル・フラワー・ユニオンの名曲「エエジャナイカ」(※音が出るので注意)のフレーズが頭に浮かびました。勝負を降りましょエエジャナイカ~。勝ち負けどうでもエエジャナイカ~。王様どうでもエエジャナイカ~。私はこんな感じの価値観が好きなので、基本的にAKBの世界には向かないような気がします。
ちなみに、個人的には秋元康作品のベストワンは「子供達を責めないで」(※音が出るので注意)です。子どもの頃大好きな歌でした。私も子どもだったんだけど…。