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駅弁

2015年1月25日 (日)

阪神駅弁大会2015の攻略法

 大阪・梅田の阪神百貨店で開催中の全国有名駅弁とうまいもんまつりに行ってきました。1月27日まで開催されているのでまだ少し時間がありますね。今年も攻略法を書いてみたいと思います。

※催事の基本的な商品区分(駅弁とうまいもん、輸送と実演)などについては過去に書いていますのでこちらをご参照ください。

まず今回の目玉ですが、ラインナップを見る限り、基本的にはリアス亭(岩手県・久慈駅)のうに弁当で間違いないと思います。 もともと駅弁ファンの間では幻の駅弁として知られていたうに弁当ですが、「あまちゃん」に調製元がモデルとなって登場したことで、全国的に広く知られるようになりました。1日限定20食で販売は現地のみという稀少性、そしてうにの満載感と価格のリーズナブルさでまさに「幻」だったうに弁当。それが実演で食べられるのですから、やはり目玉と考えてよいと思います。

輸送ではなく実演ですので、午前のうちに売り切れてしまって入手が難しい、ということもなく、おそらく夕方までに行けば確実に入手できるはず。実は私もまだ食べたことがなかったので、今回初めて食べられてラッキーでした。

もちろん、現地版とは作り手・原材料は必ずしも同じではないと推測されますが、それでもなお、やはりこの機会に食べておきたい駅弁です。女将ご本人も会場で調製されているので、レシピに関しては現地版とおそらく大きな違いはないものと思われます。

そんなわけで、今回の目玉はうに弁当で決まり!と言いたいところなのですが、個人的には一番のおすすめは別にあります。それが、花善(秋田県・大館駅)の鶏樽めし。 こちらは昭和45年から51年頃にかけて販売されていた駅弁を、約40年ぶりに復活させたといういわゆる「復刻駅弁」です。

過去のレシピや掛紙などを元に復刻する、という復刻駅弁自体は最近ときどき見られるのですが、「単にそれっぽく再現した」というレベルではなく、とにかく徹底的なプロジェクトだったことがお品書きからは伺えます。

勤続47年の従業員さんが味付けを思い出しながら、納得いくまで作り直したというホタテの甘露煮。当時使用していた「いそあげ」という蒲鉾(取引先の蒲鉾屋さんでは既に廃盤商品になっていたそう)は、今回の復刻企画のために再び蒲鉾屋さんにつくってもらったそう。

特筆すべきは、おてふきや箸、容器までも当時のデザイン・原材料を復刻しているとのこと。お箸は現在使用している秋田県産の杉箸ではなく、当時使用していた樺材を採用。掛紙もデザインを単に再現しただけではなく、当時使用されていたクラフト紙に印刷するというこだわりぶりです。

容器の樽に至っては、社内に蓋が残っていなかったので、わざわざ新聞広告を出して蓋の持ち主を探した結果、復刻が可能になったとのこと。ここまで徹底した復刻駅弁には今までも、おそらくはこれからも出会えないのではないかと思います。

もちろん、鶏めし界の東の横綱だけあってものすごくおいしいです。鶏めしよりも甘さが控えめなので、味付け的にはより広く好かれるものに仕上がっていると思います。しかも、ボリュームもしっかりあって、満足度は高いです。今回は実演で来ているので、朝から並ばなくても入手は可能。個人的には今年の目玉はこれに決まり!という駅弁でした。

ただ、本当に不思議なんですが、花善はあんまり並んでないです…。鶏めしで来たときもそれほど行列はできてなかったし、やはり駅弁大会に来る人は派手な海鮮系や牛肉系に目が行くのかな、と少し釈然としない気持ちになってしまいます。

まあでも、並ばずに買えるのは消費者にとってはありがたいことです。今回の復刻は3月31日までの期間限定販売とのこと。あと2か月ちょっとしか食べられないし、食べるなら今のうちですよー。
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2013年5月26日 (日)

鮎屋三代に挑戦!

自宅の冷凍庫にいただきものの鮎が眠っていたので、八代駅(熊本県)の駅弁「鮎屋三代」づくりに挑戦してみました。

「鮎屋三代」は駅弁としての歴史はそれほど古くありませんが、今では九州を代表する駅弁の1つとして定着しています。熊本空港の空弁としても売られているみたいです。

私も駅弁大会で何度か購入したことがありますが、確かに完成度が高くておいしいお弁当でした。完全に再現するのはもちろん不可能ですが、なんとなく「鮎屋三代もどき」をつくってみようと思ったのでした。

といっても、レシピの情報は入手できなかったので、Cpicon 骨までやわらか!圧力鍋で鮎の甘露煮 by ありもちゃんを参考にさせていただきつつ、あとは自己流でやってみました。

ざっくり説明すると、まず鮎の内臓を取ったあとに、グリルで少し焼き色をつけます。圧力鍋に移して鮎が浸るぐらいの水を入れ、醤油・みりん・酒・砂糖で味付け。ここでは少し水を多め、味を薄めにすることを心がけました。

25分加圧して圧が抜け終わったら、煮汁を炊飯器に入れてごはんを炊きます。圧力鍋には少しだけ煮汁を残しておいて、調味料を追加して少し濃く味付け。で、卵焼きやら葉ものやらを別に調理して盛り付けました。

完成した「鮎屋三代もどき」はこんな感じ。

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容器は高山駅(岐阜県)の「開運さるぼぼ弁当」を使ってみました。大きさがちょうどいいんですよね~。味的には、鮎はちゃんと頭からしっぽまでやわらかくなったし「まあ大きく言えばこんな感じよね」というお弁当には仕上がったと思います。

てか、私の作った料理って圧力鍋率が高いですよね・・・。別に圧力鍋メーカーの回し者ではないんですが…。本当は圧力鍋なんか使わずに、長時間ぐつぐつ煮込んで作ってみたいんですけどね。ずっと自宅にこもるのは難しいし、仕方なく圧力鍋に頼ってしまいました。

ちなみに、私が使っているのは国産のごく一般的な圧力鍋です。別にバカ高いフィスラーやらシラルガンを買わなくても調理はできると思います。

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2013年1月27日 (日)

阪神駅弁大会2013の攻略法

大阪・梅田の阪神百貨店で開催中の全国有名駅弁とうまいもんまつりに行ってきました。いわゆる、デパートの駅弁大会ですね。昨年も攻略法雑感を書いたのですが、今年もつらつらと書いてみることにします。まずはまだ開催期間中ですので攻略法から。

催事の基本的な商品区分(駅弁とうまいもん、輸送と実演)は例年と同じなので、そのあたりは昨年度を参照していただくとして省きます。ひとことだけ書くとすれば、駅弁大会でおいしい駅弁を買いたいのであれば、「売られているもののすべてが駅弁ではない」という認識だけは最低限必要だと思っています。

さて、私が今回のチラシをざっと眺めたときに、最初に「おおー!」と思ったのは、実演で花善(秋田県・大館駅)の鶏めしと、丸政(山梨県・小淵沢駅)の元気甲斐が来る!という点でした。鶏めしは阪神には初登場だし、元気甲斐もおそらく初登場ではないかと思います。

駅弁にはさまざまな種類がありますが、鶏めし系の駅弁は1つのジャンルとして定着していて、全国でさまざまな鶏めし系駅弁が売られています。その中でも、駅弁ファンの間で評価が高いのが、東築軒(福岡県・折尾駅)のかしわめしと、こちらの鶏めし。なんでも、「西の折尾、東の大館、北の金正日(←これは関係なかった。ナイツのネタを引用してみました)」と言われているとかいないとか。

私はどちらも現地で食べたことがありますが、確かに双方ともにきちんと見分けのつく個性的な味わいで、抜群の安定感がありました。今回は花善の鶏めしは実演で来ているので、基本的にはいつ行っても購入が可能だと思います。なぜか他の実演よりも行列ができていないようですが、今回はこれを食べずしてどうする、という感じです。

もう1つの元気甲斐は、私が子どもの頃に1度だけ食べたことのある駅弁。現地に行かないと食べられない駅弁だったのですが、今回は50食限定でなんと実演での販売。実際に購入して久しぶりに食べてみましたが、オール経木に山のご馳走が並ぶという、非の打ちどころのない出来でした。これまたあんまり行列ができてなかったんですが、きっとみんな魅力を知らないんだろうなーと思います。

てなわけで、昨年に引き続き、今年のおすすめをまとめます。昨年挙げた5つの駅弁は今年も入手可能てすので、そちらも参考にしていただければ幸いです。

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鶏めし  秋田県・大館駅 花善

食べたらすぐにわかると思いますが、味付けが甘いです。甘いんだけど甘ったるくなく、食欲をそそる絶妙の味に仕上がっています。大館まで行く機会はなかなかないと思いますのでこの機会にぜひ。実演なので夕方でも入手可能です。

かしわめし  福岡県・折尾駅 東築軒

昨年度はなぜか阪神にやってこなかったかしわめし。今年は入荷はされているんですが、到着は11時半、そして開店と同時に整理券をゲットしないと入手は難しいです。経木に入った秘伝のかしわめしがおいしくないわけがない。朝から買いに行けるひまな人はこれを狙うべし、です。

元気甲斐  山梨県・小淵沢駅 丸政

限定50食なのは経木の数の問題なのか、それとも作る手間の問題なのか。どちらにせよ大量生産なんてできるのかなーと思ってしまう繊細さ。もともとはテレビ番組の企画からスタート、ときくとなんだか軽い印象ですが、駅弁として「こうあってほしい」という要素を満たしたお弁当だと思います。

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さて、今年はおすすめ駅弁だけではなく、私が基本的に買わないことにしているお弁当についても触れておきたいと思います。あくまでも私の個人的な考え方なのでお弁当としての良し悪しなどとは無関係ですが、迷った際の基準として少しでも参考になれば、と思って書いてみます。

①駅弁ではないもの

これは昨年度に書いた、根本的な話ですね。ただ、全く駅弁とは関係のない業者さんだけではなく、「現地では駅弁を作っている調製元が、駅弁ではない弁当を実演販売する」というケースもあるので話はややこしいです。例えば、旭川駅立売商会(北海道・旭川駅)は駅弁ではない海鮮丼を実演販売しているんですが、それらは私の興味の対象から外れているので、購入することはありません。

②新幹線やアニメキャラクターの容器に入った駅弁

私も子どもの頃はこういう容器が欲しいと思ったはずだし、一定のニーズは確実にあるはずなので別にいいんですが、私はわざわざ選びません・・・。あえて新幹線やらキティやらプリキュアやらを選ばなくてもなあ、という感じ。たいてい中身はちょっとだけで、容器代がほとんどを占めているように見えるし。既存のキャラクターではなく、その調製元独自のキャラクター駅弁なら、また評価は変わってくるんですけどね。

③あっちっち系

加熱容器に入った駅弁ですね。ひもを引っ張ったらあつあつになる、というやつ。冷めたごはんを食べるのが嫌いな人もいるだろうし一定のニーズはあるんだろうけど、駅弁として考えると、本来は「冷めてもおいしい」お弁当に仕上げるべきだと思います。それに、加熱容器入りはやたらと大きな駅弁になるんですが、実際には加熱するための容器が大部分で食べられる部分はちょっと。なんだかお得感もないので、個人的には避けています。

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今年の阪神駅弁大会も残すところあと3日。私はもう行けなさそうなんですが、来年以降をまた楽しみにしたいと思います。阪神百貨店の建て替え構想がニュースになってたけど、この催しはどうなるのかな・・・。

2012年2月 5日 (日)

ぶりかまめしに挑戦!

スーパーでぶりのかまを見つけたので、富山駅の駅弁であるぶりかまめしもどきに挑戦してみました。ぶりかまめしについては、過去にこちらでお薦め駅弁として紹介しました。

レシピをネットで探してみましたが、やはり見つからず・・・。まあ、考えてみれば当たり前ですよね。調製元が公開するはずないし、「実際に駅弁をつくってみよう」なんて考えるあほはほとんどいないはず。あ、ここにあほが1人いますが・・・。

駅弁のレシピ本は、過去に全くなかったわけではないんですよ。2001年発行の自分で作れる駅弁の味58選(ブティック社)なんてのはなかなか素敵な本で、阿部商店(北海道・森駅)のいかめしや新杵屋(山形県・米沢駅)の牛肉どまん中、三好野本店(岡山県・岡山駅)の桃太郎の祭ずしなどの有名駅弁の作り方が載っていたりする。実際の駅弁そのもののレシピではないにせよ、家庭でそれっぽく再現できるのは楽しいですよね。

この本はなかなかすごくて、二葉(愛媛県・今治駅)の瀬戸の押寿司みたいに「こんなん家でつくるやつおらんやろ」的なレシピも載っててびっくりしたんですが・・・。

それはさておき、今回私が挑戦したのはぶりかまめし。レシピはよくわかんないので自己流で作ってみました。とりあえずぶりのかまに酒をふりかけて放置した上で、圧力鍋で加圧して30分くらい弱火で煮る。やわらかくなったぶりかまを取り出してフライパンに移して、醤油・みりん・砂糖で味付け。ちょっとテキトー過ぎるような気もしますが・・・。

酢飯はめんどくさかったので、炊き上がったご飯に、ミツカンのすし酢 昆布だし入りを混ぜちゃいました。酢飯にチューブのわさびとごまも混ぜた上で、お弁当箱に詰める。その上に、お湯で戻した乾燥わかめを水気を切って敷き詰めて、最後にぶりかまをどーんとのっけました。白えびは売ってなかったから今回は割愛。

完成したのがこんな感じ。

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写真の器は、数年前に食べたイイダヤ軒(長野県・松本駅)の月見五目めしのもの。円形なので、実際のぶりかまめしとはちょっと違うんですが・・・。そういえば、月見五目めしも今年は阪神の駅弁大会に来てなかったな。

で、お味のほうですが、ぶりかまはちゃんとやわらかく、骨まで丸ごと食べられました!白えびはなかったけど、酢飯もなんとかそれっぽくなってたし、個人的にはかなり満足しました。

ちなみに、今回買ったぶりかまは、スーパーで438円。結構高いんですよね。私は半額シールで買ったけど・・・。これをやわらかく煮る手間やら、他の食材の原価やらもろもろ(もちろん、私みたいな素人よりもおいしく調理する技術も含めて)を考えると、ぶりかまめし980円は適正な価格だなあと思いました。むしろ安いと言ってもいいのかも。

また気が向いたら、違う駅弁にも挑戦してみたいと思います。

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2012年2月 1日 (水)

阪神駅弁大会2012の雑感

前回に続き、梅田の阪神百貨店で開催された全国有名駅弁とうまいもんまつりについて。もう開催期間が終わったので、不満だった点も含めてあれこれと。

まず、昨年までと比較して変わった点。輸送駅弁に関しては、東築軒(福岡県・折尾駅)のかしわめしや、淡路屋(京都府・園部駅)の栗めし(公式サイトではありません)が来なかったことが挙げられます。

かしわめしと栗めしはおいしいのはもちろんですが、今では珍しくなった経木を使った駅弁。今回来なかったことにより、阪神の駅弁大会において、容器に経木を使った駅弁はほぼゼロとなってしまいました。デパートでしか駅弁を買わない人は、きっと駅弁の容器はプラスチックが当然だと思い込むんやろな・・・。そう考えるとやはり残念です。

実演駅弁に関しては、チラシやホームページでは「東北特集」が目玉的な扱いをされていました。具体的には、東北の調製元である吉田屋(青森県・八戸駅)、ウェルネス伯養軒(岩手県・盛岡駅)、福豆屋(福島県・郡山駅)、肉のふがね(岩手県・いわて沼宮内駅)、そして新杵屋(山形県・米沢駅)が実演販売で出店。あんな震災があったんだし、特集を企画して応援するのは良いことだとは思います。

ただ、「東北特集」とか言うわりには、それぞれの店舗の配置はバラバラ。単に空いたスペースに割り当てただけ、という感じでした。特集というからには、せめて店舗の場所を固めて集中的にPRするべきだったのでは、と思うし、震災時・震災後の調製元の様子を紹介してもよかったのでは、とも思いました。

京王百貨店のブログによると、震災後、東北の各調製元は炊き出しなどの被災者支援を行ったとのこと。駅弁の調製元には、非常時における食料の提供に応じる、という社会的役割がもともと想定されていて、社団法人日本鉄道構内営業中央会では災害時等のマニュアルも事前に用意されていたとのことです。

せっかくの「東北特集」なんだから、そのあたりを紹介しなくてどうする、と思ってしまいました。駅弁大会に来る人の大半は「どの駅弁を買ったらいいのかよくわからない」という状態だと思うし、ちょっとの仕掛けで「買ってみようかな」となるはず。それが応援するっていうことじゃないの?

もっと言うなら、放射性物質の検査も阪神が責任持ってやったらよかったんですよ。自分の店で売る食品でしょ。それくらいの責任と気概がなくてどうする。催事業者に丸投げしてるのかもしれないけど、単に呼んだだけでは応援になっていないように思います。

あと、今回はデリカスイト水了軒厨房(大阪府・新大阪駅)の八角弁当が店舗を構えて販売されていました。八角弁当については、去年の6月にこちらに書いています。

ただ、少し驚いたのが、八角弁当はなぜか「駅弁」ではなく「うまいもん」扱い・・・。なんでやねん、と思いました。旧水了軒が倒産したので、現在では社団法人日本鉄道構内営業中央会の駅弁マークはついていないけど、そんなん言い出したらマークのついていない駅弁なんて山ほどあるし。なんか事情があるのだろうか・・・。

あれこれ文句を書きましたが、あちこちの駅弁を食べられて楽しかったのは言うまでもありません。シャワー効果に貢献してしまったのも事実・・・。さすがに熊本の鶴屋に行くパワーはないので、来年を楽しみに待ちたいと思います。

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2012年1月30日 (月)

阪神駅弁大会2012の攻略法

大阪・梅田の阪神百貨店で1月31日まで開催されている全国有名駅弁とうまいもんまつり。いわゆるデパートの駅弁大会ですね。駅弁ファンの私は毎年足を運んでいて、先日もいくつか購入して食べてみました。そこで、今回はお薦め駅弁などについてつらつらと書きたいと思います。

まず最初に認識すべきなのは、この催しの名称です。「全国有名駅弁」と「うまいもん」まつり。すなわち、「全国有名駅弁」だけでなく「うまいもん」も売られています。

「駅弁」とは言うまでもなく、鉄道の駅で販売されているお弁当のことですね。それに対して「うまいもん」の定義が何なのかはよくわかりませんが、ここでは「駅弁ではないもの」と考えてよいと思います。つまり、駅弁大会といっても、並んでいるすべてが駅弁ではないわけです。駅弁ではないお弁当も普通に販売されている。

具体例を挙げると、毎年ド派手に実演販売している雑魚亭の海鮮弁当は、駅弁ではありません。雑魚亭は札幌に店舗を構えるただのお寿司屋さん。駅で売っているわけではないし、駅弁とは何の関係もないわけですね。

でも、ここの実演販売の前にはいつも行列ができているし、きっと駅弁だと勘違いして購入している人は多いはず・・・。この催しで駅弁をゲットしたい場合は、こちらでは立ち止まらずにスルーするべきだと思います。

念のため書いておきますが、別に雑魚亭の海鮮弁当がおいしいかおいしくないか、弁当としての品質がどうかという話をしているわけではありません。駅弁大会で実演販売しているけれども駅弁ではないですよ、と言いたいだけ。「別に駅弁であることにはこだわらない」という人は買ってみてもいいと思います。おいしいかどうかは、私は食べたことがないのでよくわかりません。

では次の段階。最初に催しで販売されているものを「駅弁」と「駅弁以外」に分けました。次は、そのうちの「駅弁」を2つに分けてみます。すなわち「輸送」と「実演」です。

輸送とは、現地で作られたものをそのまま百貨店に運んできたもの。遠くから運ぶことになるので当然販売数は限られますし、場合によっては時間の経過とともにごはんが少しかたくなってしまう場合も見られます。

実演とは、その場で調製して販売している駅弁のことですね。調製元(駅弁業者のこと)が百貨店に出張してつくりますので、販売数も多くできるし、あたたかい状態で販売することも可能です。

輸送・実演にはそれぞれメリット・デメリットがありますが、一般的に入手が難しいのは輸送のほうです。販売数が少ないわけですから当然ですよね。人気のある輸送駅弁は10時半過ぎには既に売り切れたりもします。なので、お目当ての駅弁が輸送駅弁の場合は、開店と同時に足を運ぶくらいの気合が必要となります。

その点、実演の場合は夕方でも大丈夫です。閉店時間が午後8時(最終日は午後5時)ですが、午後7時くらいまでに現地に到着すれば、まず入手は可能だと思います。

では、このあたりの事情を最低限踏まえた上で、個人的におすすめできるものを紹介してみます。今回は「駅弁であること」「現地で実際に売られていること」「おいしいこと」「価格が妥当であること」「ある程度歴史があること」「お弁当としての完成度が高いこと」「家庭ではなかなか作れないお弁当であること」などを基準に選んでみました。

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おたる海の輝き 北海道・小樽駅 小樽駅構内立売商会

彦摩呂氏のグルメレポート風に言うと、まさに「海の宝石箱や~」という感じ。単にうにやいくらをごはんに乗っけているというだけではなく、卵焼きやきゅうりも含めてお弁当としての完成度が非常に高い。実演販売なので夕方でも入手可能です。

焼漬鮭ほぐし弁当 新潟県・新潟駅 三新軒

新潟駅の幕の内弁当「鮭の焼漬弁当」で評価の高かった鮭の焼漬を、ごはんの上にほぐしてたっぷりのっけたという、ちょっと夢のような駅弁。見た目の派手な海鮮ものや牛肉ものと比べると地味ではありますが、満足度は高いと思います。こちらは輸送かつ人気駅弁なのでできれば早い時間に。

湖北のおはなし 滋賀県・米原駅 井筒屋

これまた見かけは地味なお弁当なんですが、とにかくかわいい!風呂敷に包まれたお弁当を開けるときのわくわく感と、1つひとつ丁寧につくられたおかずの完成度。特に女性には受けると思います。これまた輸送なので入手したい場合は早い時間に。

吾左衛門鮓 鯖 鳥取県・米子駅 米吾

この駅弁はやたらと高いので、私も昨年までは敬遠していました。でも、昨年初めて食べてびっくり。酢飯と鯖と昆布のハーモニーが素晴らしく、切り分けるときはまるでケーキのようにわくわくしました。ちなみにこちらによると、かの立川談志氏もファンだったとか。輸送駅弁ですが、高額なのですぐには売り切れないと思います。できれば午前中に。

ぶりかまめし 富山県・富山駅 源

「ぶり釜めし」ではなく「ぶりかま・めし」。やわらかく煮たぶりのかまを酢飯にのっけたお弁当。骨を気にせず丸かぶりできるぶりかまに、初めて食べた人はきっと感動するはず。こちらも輸送なので、早い時間に購入する必要があります。

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さて、ここで少し補足。今回はお薦めに挙げませんでしたが、実は東日本大震災の被災地であり、原発事故の被害を最も受けている福島県からは、郡山駅の福豆屋が実演販売で出店しています。販売しているのは実演では幸せの黄色い豚めし、輸送ではあぶくま山菜栗めしばんだい松茸めしの2つ。

福島をはじめとした東北の食材については、国が定める暫定規制値や検査体制に関する批判が存在しています。特に小さな子どもや妊婦さんがいるご家庭の場合は、敏感になるのは当然だとも思います。

ただ、福豆屋さんに電話で問い合わせたところ、

  • あぶくま山菜栗めしとばんだい松茸めしはほとんどの食材が福島産だが、検査の結果「検出せず」だった。
  • 幸せの黄色い豚めしのごはんは実演なので関西のお米。豚肉は福島産だが、月1回の検査で問題なしとの結果が出ている。

とのことでした。デリケートな話なのですべての人にお薦めはしませんが、私は今回、駅弁ファンとして福豆屋の駅弁を購入して、おいしくいただきました。そのことは付記しておきたいと思います。

なお、蛇足ですが、放射性物質の拡散により、現在では日本の食に関する信頼は大きく揺らいでいます。そのリスクは駅弁も全く例外ではありません。

ただ、個人的な見解としては、駅弁は旅行中などの非日常の場で食べるものであって、日常的に口にするものではないですよね。子どもや妊婦さんの場合はさておき、大人の場合はある程度のリスクは許容しないと仕方がないのかな、と思っています。それは、駅弁に含まれる保存料やPH調整剤などに関しても同じです。

もちろん、駅弁は別に食べなくても困らないものなので、気にされる方はわざわざ食べる必要はないと思います。そのあたりは各自で判断していただければと思っています。

なお、その他の雑感は次回に。

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2011年6月11日 (土)

八角弁当が復活!

長い間、JR大阪駅・新大阪駅を代表する駅弁だった八角弁当。調製元だった水了軒が昨年4月に破産してしまったので、それ以降、八角弁当も姿を消してしまいました。

その八角弁当が復活したというニュースを聞いたのが今年の2月。岐阜県の惣菜製造加工会社であるデリカスイトさんが、商標と工場を取得した上で、元の従業員さんを呼び戻して復活させたとのこと。

水了軒の駅弁「八角弁当」15日から復活 デリカスイト

ずっと気になりつつ、なかなか食べる機会がなかったのですが、やっと入手できました。 Dscf2231_2 こちらがパッケージ。まだ開けてもいない状態ですが、この時点でかなり好印象でした。なぜなら、旧水了軒による末期の八角弁当は、透明の外装フィルムでコーティングされた状態で販売されていました。衛生面の配慮なのか、輸送の問題なのかは知りませんが、個人的にはその包装が大嫌いでした。お弁当が呼吸できなくて死んでしまうような気がして…。

復活した八角弁当には外装フィルムのコーティングがなく、プラスチック製の帯で固定されているのみでした。わーい。これなら中身も期待できそうです。

ちなみに、駅弁の容器には経木、経木+紙の底、陶器、プラスチック、発砲プラスチックなどさまざまなタイプがありますが、個人的には経木が大好きです。経木が少し湿った状態の駅弁を受け取るとテンションが上がります。(経木には水分を適度に調整する働きがあるそうです。単に風情があるだけでなく、保存性やおいしさにも繋がるわけですね。)

今回の八角弁当は経木+紙の底という感じなのでベストではないけど、以前よりはかなり楽しみです。さっそくふたを開けてみました。

Dscf2237 ああ、ごはんとかおかずが、プラスチックの容器に入ってる…。何のための経木枠…。やっぱり汁がこぼれるのが怖いのかなあ。ちょっと残念に思いましたが、気を取り直していただきました。

お味については、旧八角弁当よりもおいしかった!というのが正直な感想です。私は旧八角弁当は大阪を代表する駅弁だと思っていたけれど、実のところそれほど高く評価していたわけではありませんでした。

理由としては、容器包装が好みではなかったという点もありますが、それよりもお味がなんとなく添加物っぽいと感じた点が挙げられます。見かけはかわいらしいしおいしそうなんだけど、思ったほどおいしくないな、という印象だったわけです。

ちなみに、旧八角弁当はこちら。仕切りが木ですね。

039

食材などに何か大きな特徴がある特殊弁当なら、味がいまいちでも何とかなるかもしれませんが、八角弁当はものすごくオーソドックスな幕の内系の駅弁ですよね。しかも価格は1100円。やはりおいしくなかったら他人にはお薦めできないな、と思っていました。

でも、今回の八角弁当は、煮物や玉子焼きがちょっと料亭っぽい味、上品な味でおいしくいただけました。これだったら他人にも薦められるかな、という感じです。

こちらを読むと、やはりメニューや製造法を見直したみたいですね。

名物駅弁「八角弁当」、きょうから一部で販売再開

一度はもう食べられないと諦めていた八角弁当が復活しただけでもうれしいのに、おいしくなって復活したわけなので、デリカスイトさんには感謝です!

ただ、とても残念なのは、入手が非常に難しいという点。新大阪駅にはたくさんのお弁当売り場(おそらく10か所以上)がありますが、八角弁当を置いているのは、私が確認できた限りでは新幹線改札内の2つの売り場だけ。しかも午後2時半にならないと入荷しないとのこと。なので、昼食用に駅で買うことはできません…。どんだけレアやねん、という話ですよね。

なので、確実に入手したいのであれば、事前にデリカスイト 水了軒厨房さんまで電話で問い合わせることが必要だと思います。

《11月15日追記》

デリカスイト水了軒厨房さんに問い合わせたところ、現在では午前と午後に納入しているそうです。つまり、昼食用に購入することも可能ということですね。あとは販売している店舗の数を増やしてほしいなあ・・・。

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